2020.09.19|
COLUMN
Vol.3_インテリアショップの店員が考える家作り
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理想と日常がちょうどいい家
「理想の家は3回建てないと満足したものが出来ない」
そのような話をよく聞きますが、正直1回しか建てられない人がほとんどだと思います。インテリアに携わり、たくさんのお客様と対話したことで、多くの方が同じような悩みを持ち、後悔していたことに気づきました。ただ目に見えるカッコ良さより、住む人の日常をカッコ良く満足したものにしたい。理想を求めるだけでは理想の暮らしは出来ないからこそ背伸びをしながら足元をみる。そんな想いを綴りました。
暮らし=人+空間+インテリア+日常
私たちはあなたの声を聴きます
家づくりをしていく上で、「あれもやりたい!これもやりたい!」とたくさんの理想が出てきます。
その希望の全てを叶えられたら、もちろん理想に近い家になるはずです。しかし、資金計画があります。
打合せでは、こんなこと言っていいのかな?と思うような日常の暮らしの話を聞かせてください。
その中に理想の資金計画内で、理想の暮らしに近づくヒントがあります。
私たちは可能性を提示し続けますので、欲張りにわがままを言ってみてください。
インテリアを通した暮らしやすい空間づくり
スタイルでは、長年のインテリアコーディネートの経験をもとに、家具や照明、カーテンやブラインドのセレクト、お持ちの家具の生かし方まで、お客様のライフスタイルに合わせてご提案します。
設計段階からインテリアを考えることで多くのメリットが生まれます。インテリアを空間と共に想像することで、初めて心地の良い空間と時間が実現されます。絶対に譲れないものは何か、暮らし方にどんな特徴があるのか。
今と将来への想像力を膨らませて、あなただけのコンセプトを決めましょう。そのコンセプトを中心にインテリアを決め、動線を考え、間取りを決めていきましょう。
施工会社×設計士×STYLE
インテリアコーディネートという形で、お客様の暮らしづくりを共に創ってきた協力会社から施工業者をお選びいただけます。
施工・設計・インテリアのプロが0から家づくりをお手伝い致します。
協力会社:studio KAPPA・株式会社 翼創建・テクトン建築設計事務所・株式会社 ひとつぼし・HIRO建築工房 etc 50音順
暮らしやすさにこだわる「高気密・高断熱」
見た目だけの素敵な暮らしから脱却しましょう。
家も家具も見た目・デザインから入ってしまうことが多いですが、しっかりとした情報と知識を知ることで全く違う見方が出来ます。
断熱の種類、冬夏の寒暖差、建ててからでは見えない部分だからこそ、理解し、選択することが大切です。
神は細部に宿る
掃除道具からスイッチの細かいところまで。
ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエが語った言葉でもあり、細部の至るところまでこだわることで、全体の完成度が高まります。
他の人から見たら些細なことでも、あなた自身が考え抜いたそのこだわりが世界にひとつだけの家をつくっていきます。
MATERIAL-こだわるポイント-
部屋全体の雰囲気を決めるポイントは内装にあります。壁、床、建具、巾木に至るまで、これらを素材から徹底的にこだわることで、家具との調和がとれるのです。高額な物が良いかというと一概にそうとは言い切れません。メーカーごとの特徴を理解し、素材の特性を活かし、造り上げていきます。
1_床
日常生活の中で一番肌に触れる場所である床。素足で感じることのできる自然な温かさは、見た目だけでなく素材感までこだわることで実現できます。無垢材フローリングなら、家具と同じように経年変化で味わいのある風合いになっていきます。同じ素材でも板の張り方一つで表情が変わるおもしろさもあります。
2_ドア・ドア枠
全体のデザインに影響があるドア。色と形だけで決めてしまうことが多いが、選び方で大きく暮らしが変わります。無駄な枠・線を無くすことで、部屋全体の洗練さをだす効果の、天井までのハイタイプドア。経年美化のヴィンテージのドアなどは壁との色の差をを出し、枠を目立たせることによって、目線を持っていく効果もあります。部屋ごとの使い方、気密の取り方を考え、暮らしに合わせたドアを選びます。
出典:神谷コーポレーション株式会社
3_巾木
壁面の保護という機能を果たしながら、部屋の印象を大きく変えることのできる巾木。一般的にあまり知られておらず、新築購入後のお客様でも、どの部分のこと?と言われることがあるぐらいです。小さく目立たせず、スッキリしてモダンな印象にしたり、反対に高さをだし巾木をあえて見えることでナチュラルな雰囲気の部屋に仕上げたりします。巾木の高さ、素材までこだわることで、理想の家づくりへの一歩になります。
4_照明
照明は「空間を明るくする」事と「空間を素敵にする」事が主な役割です。日本も昔ながらの一室一灯ではなくなり、ダウンライト(天井につける照明)が主になっています。ただそれだけでは、明るくするという役割のみで空間を素敵にするという点ではまだまだ不十分なのです。位置も数もバランスが非常に大切で、例えば寝室なら、ベッドサイズ・向きを決めておけば、寝る体勢の時に直接光が目に入らないようにしたり、ベッドに入ったときにちょうど枕元に調光スイッチがあるなど、ストレスなく暮らせます。必要な時に必要な場所に必要な光をご提案致します。
5_スイッチ・コンセント
生活に欠かせない部分のため、特に生活感が出やすいポイント。使うとき無いと困るからと余分につける方が多いですが、使うかもと安易に考えてしまった場所はあまり使わない事が多いです。夏に扇風機はリビングに置く?掃除機はコードレス?キッチン周りの家電の数は?どこで携帯電話は充電する?などなど、住む人の生活スタイルに合った適正な数・場所をご提案します。日常生活で無意識に触れ、感覚で使う場所だからこそ、生活感の差がでるポイントです。
6_造作家具
造作の一番のポイントは既製品にはない使い勝手良さ。既製品で素材感や仕様で少し気になるけど仕方ないかと目を瞑ってしまうことが多いですが、後々やっぱりここ手を加えれば良かったという声が多いです。素材も全体の素材に合わせ制作することにより全体の統一感を演出できます。棚や階段からキッチンなど、ここだけは譲れないというポイントで自分だけの家具が制作出来ます。
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