2023.09.05|
COLUMN
革のおすすめをご紹介!
皆さん、『革』はお好きですか?
私が高校生の時、たまたま立寄った革製品を扱うお店で、一目惚れした革財布がありました。
その時に大袈裟ではなく、「一生使おう」と心から感じ、その財布を購入しました。
それから現在まで、他の財布に目移りすることが一切なく、今でも大切に愛用しています。
『 お気に入りを買う → 永く使いたい → メンテナンスをする → 愛着が湧く 』
私はこの革財布に出会えたからこそ、革の良さを知ることが出来ました。
レザーのソファや椅子にも同じ事が言えると思います。
この感覚を、皆さまにも感じていただきたいのですが、少々ハードルが高い『革製品』。
「革の違いが分からない。この価格差は何?」
という方のために、本日は『革』について少しご説明させていただきます。
革の価値を決める3つの要素
革の価値を決めるのには、大きく3つの要素があります。
1.銀面・型押し
「銀面」とは、革の一番表面の層の部分を言います。ここが皮膚の模様が残った一番価値の高い部位となります。本革ならではの手触りや本物感などが魅力的ですね。
「型押し」とは、銀面のもう一層下の層を使った革の事を言います。銀面は表面であるが故に動物が生きていた時の傷が多いのも事実。そこで表面を剥ぎ取り、下の層に模様を型で押しします。模様も均一になり、「銀面」に比べ価格も少し抑えることが出来ます。
2.顔料(塗料)
顔料(染料)も革の価値に大きく関わります。厚く塗れば塗るほど傷や汚れは隠せますが、手触りも硬くなり、本革の良さも薄れてしまいます。お店のサンプルに触れていただくと体感していただけますよ!
3.革の厚み
厚みはとても分かりやすいですね。分厚く革を使えばその分価値も上がっていきます。革の厚みを感じながらも、同時に柔らかさも感じていただけます。
ちょっと知識があるだけで、より深く知れるのが革の世界。
さて、ここまでいかがでしたでしょうか。当店でも布と革のソファで悩まれる方が多くいらっしゃいます。
ご自宅に届いた時が1番綺麗な状態の布製ソファに比べ、革製ソファはお家に迎えてから数年後、革に深みが出て味わいが増し、どんどんカッコ良くなっていきます。経年劣化ではなく「経年美化」を楽しめるのも革でしか味わえない感覚ですね。
革製品を永くお使いいただくためのメンテナンスについては、こちらをご覧ください
≪坂井店長のレザーのメンテナンス方法コラム≫
是非、この機会に素敵なソファを迎えてみてはいかがでしょうか。
皆さまのご来店お待ちしております♫
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