皆さんこんにちは。STYLE高崎店ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回記事を担当するのは、ブログの中ではおしゃべりなハナオイです。
今回はスタッフの日常ということで、久しぶりに東京の美術館に行ってきたことを書こうと思います。
私が行ったのは21_21 DESIGN SIGHT という東京ミッドタウンにある美術館です。
設計を手掛けたのは安藤忠雄。
「住吉の長屋」「光の教会」「表参道ヒルズ」が代表作で、建築を学ぶ者なら知らない人はいません。
隈研吾の木造、安藤忠雄のコンクリート造という私の印象です。
着いた時の感想は… 入口どこだ? です(笑)
折り紙1枚折ったような鉄板と、その空間を囲むガラス板たち。
地上から見るボリュームは小さいように思えましたが、
地上1階地下1階でほとんどのボリュームが地下に埋まっているため、
全体を通して見たあとは満足感と静かな興奮で胸がいっぱいでした。
私が一番興奮したのは、「隙間」「路地裏」の空間が建物の内外にある事です。
GALLERY 1&2 とGALLERY3 の隙間。
展示空間に突如現れる路地裏のようなもの。
「路地裏のようなもの」に関しては、「展示室を繋ぐ廊下」が本来の役割だと思うのですが、
そこにも展示があることで、展示室を緩やかに繋ぎつつ、その空間も魅力的なものに仕上げていたのではないかと考察します。
ダンジョンを攻略するように、作品と向き合い読み解いていく感覚が楽しかったです。
なぜ私が、隙間空間に興味を持つのかというと…
私は去年度まで建築学生だったのですが、その時の設計課題で「隙間」「路地裏」をテーマにした美術館を作ったからです。
敷地は前橋市、太陽の鐘の真横。3辺を道路に囲まれた場所に美術館を作るという課題でした。
太陽の鐘というシンボルを活かしながら、前橋のまちなかに馴染む美術館を考えた結果、
敷地を横断する2本の隙間(路地裏)を敷地に作りました。
ダンジョン攻略のように展示品を攻略したいという思いで中も作りました。
頭の中はアイディアでいっぱいなのに、モノに落とし込んで表現するのが苦手な私。
締め切りに迫られながらなんとか提出して、先生方から評価はされたものの、
自分の表現力の無さにモヤモヤしたまま終わりました。
課題に取り組んでいる時は知らなかった・見たことなかった建物ですが、
当時私が作りたかった空間、建築はもうここにあったんだ。
絡まったモヤモヤが解けた嬉しさと、
当時この建物を知らないで課題に取り組んでいた恥ずかしさが
私の中にありました。
建築とはちょっと離れて、今はSTYLEスタッフとして働いている訳ですが、
人の生活にかかわる以上、まだまだ勉強し続けねばと思いました。
ここまで長い前置きでしたが、
次回、私が見た展示「THE ORIGINAL」をご紹介します。
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